新浪軍事は2日、フォロワー440万人以上を持つ中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウント上で、日中韓3カ国の“戦闘糧食”を比較するツイートを掲載したところ、多くのユーザーが注目した。

 ツイートは3カ国の戦闘糧食について、実際の写真を掲示しながらそれぞれ紹介。
中国人民解放軍は「牛肉ソーセージ、ケーキ、黄桃シロップ漬け、羊肉混ぜ麺」、日本の自衛隊は「五目ごはん、大根の漬物、筑前煮、スープ」、韓国軍は「キムチ、キムチチャーハン、小豆ごはん、ソーセージ、豆」とした。

 このツイートを見た微博ユーザーからは「どれも悪くなさそうだね」、「われわれのころの戦闘糧食は“圧縮ビスケット”しかなかったような気がする。今はいろいろあるんだね」、「普段の食事よりいい」「中国のは“なかなか”の味らしいよ」といったコメントが寄せられた。

 日本の戦闘糧食に対する「ツッコミ」は見られなかったが、中国については「羊肉混ぜ麺、見たところまずそうだ」などの意見が、韓国については「韓国はやっぱりキムチ」、「韓国のキムチ以外は悪くない」など、国民食であるキムチが戦闘糧食にまで用いられていることに対する揶揄が多く見られた。

 あるユーザーは3カ国の特徴をそれぞれシンプルに総括。「日本はレジャーに小さな刺激を求める感じ。中国はとてもシンプル。韓国は惨め」とした。

 このほかで目立ったのは、「こんな戦闘糧食があるのに、なぜ震災救助部隊は泥水でインスタントラーメンを作るのだ?」という意見。昨年8月に雲南省で地震が発生したさい、救助部隊が現地で泥水を沸かしてラーメンを調理するようすが報じられ、問題視されたことを意識してのものとみられるが、複数のユーザーがこの件に触れた。

 「食」には世界各地の文化や習慣が如実に表れることから、現地の名物に舌鼓を打つのも旅行の醍醐味の1つとなっている。それは戦闘糧食においても同じようだ。
各国の戦闘糧食も、食文化における大きなコンテンツの1つと言えるだろう。(編集担当:近間由保)(写真は新浪軍事が2日に投稿したツイートの画面キャプチャ)


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