批判された企業は食品製造業者で、教育機関と提携して、実習生を受け入れているという。
中国では、郵政相、消費者担当相、食品安全担当相などを歴任した野田聖子衆議院議員が、帝国ホテルで勤務を開始した直後、先輩にトイレ掃除を厳しく教育されたと伝えられている。野田議員の先輩は、トイレを「手を抜かず、絶対にきれいにした」との自信を示すために、清掃後に便器の中の水を飲んでみせた。野田議員もその後、同じように便器の水を飲んだと伝わっている。
大河網が「日本人式の奴隷根性訓練か?」と批判したのは、野田議員の「エピソード」が中国でよく知られているからと考えられる。
大河網は、「実習生には苦労がつきものだが、実習生が持つ尊厳をおとしめてはならない」と主張。また、企業側による「企業文化の教育であり、強制的に飲ましたわけでなない」との説明については、「企業文化とは理性的であるべきであり、公序良俗に違反してはならない」と反論した。
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◆解説◆
野田議員の「体験談」は、日本でもやや極端な例と思われるが、中国では日本の働き方について、「極めて真剣に仕事をする」との評価がある一方、「日本企業は社員に、非人間的な服従を強要する」との見方もある。
一方で日系企業が中国人を雇用した場合、「職場のやり方に無条件で従え」と求めてもうまくいかない場合が多いという。かつて、日本企業が北京市内で経営していたホテルの支配人によると、大卒採用者に、ホテル業務の下働きから仕込もうとしたところ、短期間で辞職する例が相次いだ。理由を調査したところ、「大卒の仕事ではない」との不満があると分かった。
そこで、残った者に「君には将来、最高幹部になる候補者と考えている。
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