記事は、「日本人は唐の時代から中国文化を学び続けてきた。清の時代になっても学ぶことを忘れなかった」とする一方で、日本のある政府閣僚の職位が清朝におけるトイレの名前と一緒であるのは「どういうことなのか」と疑問を呈し、「中国文化の精髄までは学ばなかったようである」と論じた。
そして、清の時代の紫禁城におけるトイレ事情について紹介。紫禁城にはまさしく「トイレ」というような場所はなく、各宮殿には匂いを消すための特殊な香灰が入った便器が配備されていたと説明した。そして、その便器の名前が「官房」であったことを伝えている。そのうえで日本には「官房長官」という閣僚ポストが存在することを紹介、「トイレを管理する閣僚ではない。指導者クラスの人物であり、政府の事務局長として内閣の各省庁などとの協調やコミュニケーションを図るのである」と解説している。
記事はまた、西太后による「官房」を使った用の足し方、便が入った「官房」の回収や中身の処理方法についても併せて紹介した。
日本の「官房」という言葉は、絶対君主制時代のドイツで側近たちが執務をとった部屋を意味する”kammer”を訳したものとされる。それがたまたま、清朝において便座を意味する「官房」と同じ熟語になってしまったということだ。
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