中国メディア・今日頭条は14日、「修理できないフォルクスワーゲン、壊れないトヨタ 本当にそうなのか」とする記事を掲載した。記事は、「日本車がいいか、ドイツ車がいいか」は中国において常に議論になるトピックであるとしたうえで、巷では「修理できないフォルクスワーゲン、壊れないトヨタ」という言葉が広まっていると紹介した。


 そして「事実は本当にそうなのか」としたうえで、両社が製造する自動車の特徴を解説。フォルクスワーゲンは機械技術や運転性能の高さ、動力の強さを目指して研究が重ねられており、最新の技術が惜しみなく自動車づくりに注がれるとした。新技術を利用するゆえに安定性において問題が発生しやすいことから、「フォルクスワーゲンは修理できない」というイメージが定着したと説明している。

 かたやトヨタについては「伝統的な自然吸気エンジンを使い続け、技術も新しいものではない。それゆえ操作性や動力性能で劣るが、技術が成熟しているために安定性が大きく確保され、故障が少ない」と解説。このために「いつまで乗っていても壊れない」という「錯覚」を消費者に抱かせるのであると論じた。

 記事が紹介する「巷のうわさ」は、よく知らない人が聞けば「フォルクスワーゲンはダメ、トヨタがいい」という考えに至りがちなものと言える。トヨタにとって「長く乗っていても壊れない」という口コミは、大きなアドバンテージになっているはずだ。しかし実際は、それぞれに長所を持っているし、短所も抱えている。それぞれの消費者が自分の好みや必要性に合ったメーカーの自動車を選択するのが一番であることは、言うまでもない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)diamant24/123RF)


【関連記事】
日本車は非愛国的? われわれは単に安全なクルマを買いたいだけなんだ!
中国の自動車業界は日本に学ばなきゃダメ! その理由はちゃんとある! 
やっぱり・・・日本で「爆買い」した家電製品、修理できない市民が続出! 
まだまだあった! 日本の隠れた6つの「世界一」
iPhoneが日本で一番売れる理由・・・その理由は「韓国」にある
編集部おすすめ