そして「事実は本当にそうなのか」としたうえで、両社が製造する自動車の特徴を解説。フォルクスワーゲンは機械技術や運転性能の高さ、動力の強さを目指して研究が重ねられており、最新の技術が惜しみなく自動車づくりに注がれるとした。新技術を利用するゆえに安定性において問題が発生しやすいことから、「フォルクスワーゲンは修理できない」というイメージが定着したと説明している。
かたやトヨタについては「伝統的な自然吸気エンジンを使い続け、技術も新しいものではない。それゆえ操作性や動力性能で劣るが、技術が成熟しているために安定性が大きく確保され、故障が少ない」と解説。このために「いつまで乗っていても壊れない」という「錯覚」を消費者に抱かせるのであると論じた。
記事が紹介する「巷のうわさ」は、よく知らない人が聞けば「フォルクスワーゲンはダメ、トヨタがいい」という考えに至りがちなものと言える。トヨタにとって「長く乗っていても壊れない」という口コミは、大きなアドバンテージになっているはずだ。しかし実際は、それぞれに長所を持っているし、短所も抱えている。それぞれの消費者が自分の好みや必要性に合ったメーカーの自動車を選択するのが一番であることは、言うまでもない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)diamant24/123RF)
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