日本は空前の猫ブームを迎えていると言われるが、中国メディアの今日頭条は22日、「日本人は一体どれほど猫を愛しているのか」と疑問を投げかけ、日本人の「猫好き」というテーマについて論じる記事を掲載した。

 記事は、日本には「ドラえもん」や「夏目友人帳」のニャンコ先生、「魔女の宅急便」の黒猫ジジなど、猫が重要な役割を演じるアニメが非常に多いという点を指摘。
そのほか、「ハローキティ」のようなキャラクター、猫カフェや猫島が存在し、人びとで賑わっていること、さらには2月22日を「猫の日」と定めているなどを挙げ、いかに日本人が猫を好きなのかがよく分かると論じた。

 また、日本には猫が駅長を務める駅や、ネット有名人ならぬ「ネット有名猫」が存在していることなどにも言及したが、記事は古くは「源氏物語」にも猫が登場していると指摘、さらには平安時代前期の天皇である宇多天皇が大の猫好きだったという点も紹介した。

 日本人がこれほどまでに猫を愛する理由について、日本人はあまり自分を表に出さない性格をしているため、控え目ながらも気ままな行動を見せる猫に惹かれるのではないかという分析があることを紹介。さらに、日本人が猫に魅力を感じる最も大きな理由は猫が「まったり」しており、また静かで「かわいい」という特徴が、日本人の精神の緊張をリラックスさせ心地良くさせることにあると論じた。

 記事が紹介している大の猫好きの宇多天皇だが、宇多天皇の日記である「寛平御記」には黒猫についての描写が記されており、また猫に対して美辞麗句を用いて絶賛している。「源氏物語」にも猫が登場することからも、日本人は古くから猫好きだったという点が窺い知れる。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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