しかし、統計ではなかなか把握できない情報として、旅行中に何を「感じたか」という点がある。
最初に記事は「日本を訪ねたことのある中国人の大部分は、日本に対する見方に変化が生じている」と説明し、歴史問題が原因で多くの中国人は「日本人は中国人を敵視している」と誤認していると紹介。しかし、日本旅行を通じて「一般の日本人は中国人に対して友好的であり、またとても親切」であることを実感すると論じた。
また、この点を裏付けるために、日本の商業施設のスタッフが中国人旅行客を笑顔で温かく歓迎している場面が映し出された写真を掲載した。
また、記事は日本の街は「非常に清潔」であり、これは「本当に中国人を感動させる」と絶賛し、まさにゴミ1つ落ちていない様子が映し出された東京のある街角の写真を掲載した。また都市・農村を問わず、日本の環境の素晴らしさは「本当に敬服に値する」、そして、「中国人が学ぶに値する」と感じたことを紹介した。
記事が掲載した東京のある街角の写真が意味深いのは、政府が外国人旅行客に対する国家イメージを向上させるために大きな努力を払って清潔にしたテーマパークのような場所ではなく、本当に東京のありふれた街角を撮影したものであるという点だ。そこに映し出されたゴミ1つ落ちていないという光景は、街を清潔にする点でまだ努力の余地がある中国人に対して大きな感動を与えるものとなっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)nui7711/123RF)
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