記事は「建築物は非常に重要な都市インフラであり、素晴らしい建築物は国の名刺代わりになる。しかし一方で、その反対のものもあるのだ」としたうえで、世界のダサい建築物を紹介している。
紹介されたのは、ブラジルの石油会社本社ビル、遼寧省瀋陽市の「銅銭ビル」、スペイン・マドリードのエディフィシオ・ミラドール、米ロンガバーガー社本部のバスケット型ビル、コソボの国家図書館ビル、フランス・ナンテールのタワーマンション群、北京郊外にある天子大酒店の「福禄寿ビル」、北朝鮮の柳京ホテル、米シアトルのEMP博物館、そしてイタリア・ミラノのトーレ・ヴェラスカだ。
中国から選ばれた2つのうち、瀋陽の「銅銭ビル」は今やすっかりおなじみである。記事も「世界のダサい建物ランキングに何度も選ばれている」としているが、一方で中国のネットユーザーからは「外国人は銅銭の持つ意味が分からないのだ」と低評価への不満の声が出ているという。
もう1つの「福禄寿」ビルは、まさにその名の通り。ビル全体が「福・禄・寿」の神様3体の姿になっているのである。記事は、国外からの「非常にダサい」という酷評に対して中国のネットユーザーから「確かにダサいが、福禄寿には大きな意味が込められている。外国人には分からないのだ」と反論が出ていることを紹介した。
記事を読んだ中国のネットユーザーからは「福禄寿ビルがダサいのは、周囲の環境との調和が考えられていないから」、「CCTV(中国中央テレビ)本社のズボンビルがないのは納得いかない」などのコメントが寄せられた。その中で最も賛同を得たコメントは「本当にダサいのは、中国の2つ」というものだった。
ビル本体のデザインももちろんだが、周辺の環境や景観との調和をがなければ、どんな素敵なビルでもダサく見えてしまうようである。
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