歴史や文化、そしてパワースポットを好む中国の人びとに、日本の寺社仏閣はうってつけの観光スポットだ。伝統的な建築や美しい自然の風景が見られる点も大きな魅力と言える。
記念に「お守り」を買っていく中国人観光客の中には「袋の中に何が入っているのか」という好奇心を持つ人もいることだろう。

 中国メディア・今日頭条は16日、日本の神社などで売っているお守りの中身を紹介する記事を掲載した。記事は「日本の神社やお寺を訪れた人は記念にお守りを買うことだろう。さまざまなお守りがあるが、中にいったいどんな神秘のエネルギーが隠されているのか、気になりはしないか」としたうえで、著名なスポットで売られているお守りの中身について説明している。

 まず、出雲大社の「えんむすび」お守りの中には「大国主」と書かれた護符が入っていると紹介。同じく出雲大社の開運お守りには、商売繁盛の神様である恵比須様と大黒様が描かれた小さな木札が入っていたと伝えた。
また、新宿・花園神社の家庭円満お守りの中には紙に包まれた「金属片」が入っており、よく見るとそれは男女の性器を象ったものであったと紹介し、「夫婦円満を祈るのに、日本人はここまでストレートにするのか」と驚きを示した。

 日本のお守りの中にある各種の「エネルギーの源」を見た中国のネットユーザーからは「悪くない。少なくとも白紙じゃないし」、「ちゃんと心がこもっているじゃないか。適当な物を突っ込んでいるんだと思っていた」、「誠意ある品物だ」との評価が寄せられている。

 お守りを開けて中身を取り出すのは信仰上はタブーとみなされる。その理由は、神様は人目に触れるべきものでないなどさまざまあるようだが、穿った見方をすればそれゆえお守りの中に何が入っていても大きな問題にはならず、白紙や段ボールが入っていても「信じる人は信じる」のだ。
それにもかかわらず、護符や神様、シンボルをちゃんとお守りに封じ込めていた日本の寺社の姿勢に、中国の人びとは感銘を受けたようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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