中国政府は2015年、製造業の高度化に向けたロードマップ「中国製造2025」を打ち出した。一部の分野では中国製品の品質向上が見られるが、全体的にみればまだ品質は決して高いとは言えないのが現状だろう。

 
 だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、今や世界において「高品質」として名の通った日本製品も、かつては低品質の代名詞とされた時代があると伝え、中国も努力すれば日本製品のような品質を持つ製品を作ることができるはずだと主張した。
 
 記事は、現在の日本製品について「その品質の高さは誰もが認める」と伝える一方、かつては日本製品も低品質の代名詞とされたことがあると指摘。現在の「低品質の代名詞」と言えば、中国製品を連想する人が多いなか、日本製品もかつて欧米で極めて低く評価されていた時代があるのだと指摘した。
 
 さらに、1900年代前半の日本は軍艦などの兵器を生産する能力はあったとしながらも、民間で生産される製品の品質は低かったとしたほか、欧米の製品の模倣も多く見られたと主張した。
 
 その後、日本製品の品質が向上し始めたのは1970年代まで待つ必要があったとし、その品質向上の背後にはやはり「模倣」があったと主張。日本は他国の進んだ技術を模倣しながら、自らの技術力を高めていったのだと主張し、現在の中国がまさにこの段階にあると主張し、中国も努力を継続することで、中国製品の品質を高めることが可能だと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメーシ?写真提供:(C)TPG Images/123RF)


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