時代の変化とともに日本人の体型も変わりつつある。昔に比べて顔が小さくなり、足が長くなり、平均身長も伸びた。
それはやはり、生活習慣や食習慣の変化が大きな要因になっているのだろうか。中国メディア・今日頭条は25日「日本の専門家が、日本人の背の低さを全て中国人のせいにしている」とする記事を掲載した。

 記事は「日本の女性は小さくてかわいいというイメージがある。身長はだいたい150センチメートルくらいだ。そして、日本人は身長が低いうえに足もまっすぐではない。多くの人が、日本人は物語『水滸伝』に登場する、背が低くて小心者な武大郎の末裔だなどと冗談を飛ばすほどである」とした。

 そのうえで、日本には「日本人の身長が低いのは全くもって中国の責任である」と主張する専門家がいると指摘。その言い分が「古代の中国から様々なものを学んだ日本人は、唐王朝から土下座の礼を学んだ。中国ではこの礼節は廃れていったが日本では現在に至るまで受け継がれている。日本の子どもたちは礼儀を学ぶ時に、正しい正座の仕方を教わるのだ。そして、日本人は長きにわたり正座をしてきたことで足の血液循環が妨げられ、足が変形して伸びなくなってしまったのだ」というものであることを紹介した。

 記事は「日本人は責任をわれわれに押し付けようとしているのだが、日本人の方こそおかしい。
われわれはこの礼儀は良からぬものとして廃したのに、どうして日本人はなおも続けているのか、という話だ」と論じている。

 各地に住む人の体型や体格上の特徴は、その土地の気候や文化、風習などさまざまな要素が複雑に重なり合って構成されるものだろう。ある特定の要因のみを挙げて「それが全て」と論じるには無理がある。しかし一方で、古代中国の文化や風習が日本に伝わり、長い歴史をかけて日本人の生活に影響を与え続けてきたことは間違いない。日本人の体型や体格を形成する、数多な要素のうちの1つと言えるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)


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