記事が紹介したのは、北海道新聞の元記者で、中国のカメラ研究を趣味としている嶋田健氏だ。
そして、今月11日に嶋田氏がわざわざ日本から北京の中国撮影展覧館で開かれた中国製カメラコレクション展を訪れたこと、ここ数年北京や上海を何度も訪れ、カメラに関する活動に参加してきたと紹介。コレクション展の開会式では流暢な中国語で、中国のカメラに夢中になった理由を語ったとした。
嶋田氏は1990年代に北海道新聞の記者として北京に駐在した経験があり、その時に中国製カメラの文化的価値を発見したという。記事は「カメラ製造大国の日本からやってきた嶋田氏だが、中国のカメラを嫌ったり見下したりしない。確かに作りは雑で故障も多いが、中国人の夢や理想が詰まっている。嶋田氏は中国の国情を理解しており、困難な時代に各種のカメラを生産したことに対して大いに敬意を抱いている。カメラ収集を始めると同時に、多くの中国のカメラ愛好者と知り合い、20年あまりの間研究と交流を絶やしていないのだ」と伝えている。
さらに、コレクション展に訪れた嶋田氏がソニー製の高級カメラに中国製の廉価なレンズを付けていたことを指摘。「そのカメラを使って展示品を真剣に撮影するというのは、中国のカメラに対する最大のリスペクトだ」と賞賛した。
記事はまた、2005年以降すでに3冊の中国製カメラに関する書籍を出版していると紹介。
そして最後に「嶋田氏の真剣な姿勢には粛然と敬意を覚える。ぜひ4冊目の中国カメラ関連書籍を出して、世界からの注目を集めて欲しい」と結んだ。
製品の1つ1つには、開発の背景やプロセスをはじめとする様々なストーリーが存在する。普段はなかなかスポットが当たらないが、こういった点に着目し価値を見出す人も少なくない。嶋田氏の中国製カメラに対する愛着はきっと歴代の中国人カメラ製造者を喜ばせるとともに、さらなる発展の糧となることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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