記事はまず、英国メディアが中国軍を「巨竜の新たな牙」と表現していると紹介。20年前は、主に兵数頼みで敵の侵略防止に徹していたのに対し、今は的確な対地攻撃、対艦ミサイルでの射撃、先進的な潜水艦、ネット及びASAT(衛星攻撃武器)などによって他国の軍事侵略の意図を破壊し、これらの武器の射程距離から引き離すことができるという。
また、災害時における中国軍の救援活動は海外からも高く評価されていると記事は紹介。数時間以内に先鋒隊が被災地に到着することができ、己の身を顧みない勇敢さ、精神力、戦闘力などで米国軍からも一目置かれ、「敵にしたくない」と言わせるほどだと自賛した。
しかし、記事によると日本の中国軍に対する評価は低いという。中国の武器数と装備の良さは認めるものの、士気の高さが日本では疑問視されていると伝えた。日本の専門家は、中国が一人っ子政策を徹底したことで「死を受け入れられない」人が増えていることや、経済成長に伴って軍人も金儲けに対する関心が高くなっていて、現在の中国軍は士気が決して高くないと分析しているという。また、中国軍の最後の実戦は1979年と時間が経っており、現在大きな脅威もなく、他国との軍事交流も少ないことも日本では指摘されているとした。
記事は、日本から低く評価されていると不満を示したうえで、中国軍がいかに素晴らしいかを強調している。いずれにしても中国が軍備を拡張しているのは確かであり、日本としては警戒を緩めるべきではないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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