中国メディアの今日頭条は30日、世界で左側通行を採用している国は英国の植民地だったなど、英国と深い関係にある国が多いと指摘する一方、日本は英国に占領されたこともないのになぜ左側通行を採用しているのかと疑問を投げかける記事を掲載した。
記事は、世界の約7割の国が右側通行を採用していると指摘し、残る3割は英国やオーストラリア、インドなど、その多くが英国と深い関係にあった国であると指摘。そのなかで日本だけが例外であるとし、日本は歴史的に見ても英国と特に緊密ではなかったのに、なぜ左側通行を採用したのかと論じた。
続けて、英国が左側通行を採用した背後には、英国の歴史では騎士が決闘する際に一般的に右手に武器を持つためであり、これが左側通行につながったという見方があることを紹介。また、日本も同様で武士は左手側に刀を差していたが、すれ違いざまに鞘と鞘がぶつかるのを避けるために左側を歩いていたのが、時間の経過とともに左側通行につながったという説を紹介した。
日本では明治時代に左側通行が明文化され、昭和24年に法律で左側通行が定められた経緯があるが、記事が紹介している日本で左側通行が広まった理由は確かに存在している説だ。一方、中国では道のどちら側を通行するかは時代や王朝ごとに違っていて、紀元前の秦王朝では性別によって通行する側が決まっていたという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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