中国で最も多い姓は「王」であり、人口は約9000万人いるとされている。次いで多いのは「李」、「張」となっているが、中国では「1文字」の姓が多いことがわかる。
これは漢民族の姓が一般的に1文字であることが要因だ。

 中国人の名は漢字1文字もしくは2文字であることが多いため、姓と名を合わせて2文字もしくは3文字という人が多い。例えば中国の国家主席である習近平氏は姓が「習」で、名が「近平」であるため3文字だ。また、中国の首相である李国強氏は姓が「李」、名が「国強」であり、やはり3文字となっている。

 日本人も中国人も氏名を漢字で表記するが、共通点は「漢字表記」という点ぐらいで、そのほかは大きく違っているのが現状だ。一般的な日本人からすれば、中国人の氏名表記を見ただけでは、その人が男性なのか女性なのかもよく分からないだろう。

 一方、中国メディアの今日頭条によれば、中国では近年、日本風の名前をつける芸能人が見られるようになっているという。記事が紹介している芸能人の多くは生粋の中国人だが、「櫻子」や「純子」といった名を芸名として活動しているようだ。この中国の芸能人がどのような理由で日本風の芸名をつけているのかは言及されていないが、日本のアニメやドラマが中国でも親しまれるようになったことで、日本風の名前も抵抗感なく受け入れられるようになっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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