近年、中国でもペットを飼育する人が増えている。様々なペットが飼育されているが、日本と同じで犬や猫が人気のようだ。
一時期、富裕層の間では自分のステータスを誇示するためにチベタンマスティフという犬を飼うことが人気となったほか、近年は柴犬や秋田犬も可愛いと人気だ。

 一方の日本では猫の飼育数が急増していて、猫好きの日本人が多いことは中国でも知られるようになっているが、日本には猫を祀っている寺まであることに驚く中国人は少なくない。中国メディアの今日頭条は14日、日本人は非常に猫が好きだと紹介する記事を掲載し、「猫好きの天下である」と伝えている。

 記事はまず、猫は中国人の間でも人気の高い動物であって、ペットとしても大人気だとしながらも、日本では中国以上に猫が特殊な立場にあると紹介。その証拠として、日本では「2」と猫の泣き声(ニャー)の発音が近いことから2月22日は「猫の日」と定められていると伝え、猫は単なるペットの枠を超え、1つの社会的文化にまで昇華していると強調した。

 さらに、東京世田谷区にある「豪徳寺」には「招き猫」が祀られており、日本では猫が信仰の対象になっていると驚きと共に紹介。
また、日本の「枕草子」や「源氏物語」などの文学作品にも「猫」が登場することや、近代の作品である夏目漱石の「我輩は猫である」や、赤川次郎の小説「三毛猫」などがあると紹介。他にも、中国でも有名なアニメのキャラクターである「ドラえもん」「ハローキティー」も「猫」であると伝え、日本は「猫好きの天下である」と主張した。

 最後に記事は、日本人がこれほどまでに「猫」が好きな理由として、「猫のかわいい仕草が癒しを与えてくれる」ことや「日本人はストレスの多い社会で生活しているため、猫の勝手気ままな性格に憧れるのだ」と分析した。近年中国でも多くの人がペットを飼育するようになっているが、ペットを飼育する人のマナーは発展途上であり、犬のフンが落ちている光景を目にする機会は少なくない。今後はマナーの分野でもさらなる向上を期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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