中国メディア・南京晨報は24日、10月1日からの国慶節連休で海外旅行をする予定の中国人観光客の間で最も人気の高い訪問先が日本であるとする記事を掲載した。

 記事は、中国の大手旅行予約サイト携程が発表した今年の国慶節出国ビザ申請人気ランキングを紹介。
9月中旬現在で、同サイトを通じてビザ申請を行った中国人観光客の中で最も申請が多かった目的国が日本で、以下シンガポール、韓国、タイ、マレーシア、米国、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、英国の順となったと伝えた。

 そして、同サイトのビザ申請サービス責任者が「日本旅行熱はさらに高まり続けている。今年の国慶節期間の日本のビザ取得申請数は、昨年の国慶節期間よりも20%増えた」と語ったことを紹介したほか、国慶節期間の日本訪問ビザ申請数が同期間のビザ申請総数に占める割合が25%に達したとしている。

 また、訪日ビザを申請した人の居住都市ランキングでは上海が最も多く、以下、北京、広州、深セン、杭州、南京、成都、蘇州、武漢、天津の順だったと伝えた。北部よりも南部都市の居住者が日本旅行の主力になっているようだ。

 記事は、日本旅行を計画する中国人観光客がさらに増えている背景として、日本を訪れるうえで必要な手続きがさらに簡素化したほか、電子ビザ申請の導入に向けた動きが進んでいることを挙げている。

 そのうえで、7月より北京の日本大使館で始まったインターネットによるビザ申請受付が、10月からは上海の日本領事館エリア(上海市、浙江省、江蘇省、安徽省、江西省)も対象になるほか、団体客だけではなく個人旅行客などにも対象が拡大する予定であると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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