通常、旅行者が外国旅行で撮影したいと思うのは自国で見慣れた情景ではなく、その旅行中でしか体験できない印象深いシーンであろう。
記事は、「単純な作業の繰り返しに見える業務でも、日本の駅員や列車内の清掃スタッフの顔には倦怠感が一切見られず、むしろ表情には真剣さと責任感が浮き出ていた」と絶賛。中国の軍隊でも毎日こうした態度を示すのは難しいだろうと主張し、日本では駅のスタッフたちが中国の軍人に負けない秩序正しさを態度で示していて、「言葉をなくした」と伝えた。
また、数十人の日本人が横断歩道を渡るために信号待ちをしている情景を異なる角度から撮影した3枚の写真を紹介。信号を無視する人がいないことや、また数十人が我先を争うかのように横断歩道手前に密集するのではなく、歩道だまりの前方から後方まで1人1人がほどよい距離感を保って信号待ちをしている様子が印象的だったと伝えた。
信号無視が日常茶飯事となっている中国社会から見れば、日本の横断歩道は確かに秩序正しいと言えるだろう。日本社会には秩序を守ることが他人や社会全体にとっての利益となるという認識があるが、中国人の意識のなかでは秩序よりも個人の都合が優先されがちだ。
記事は、他にも地下鉄の車両内で電話をする日本人客がいないことや、中国で「城管」と呼ばれる露店などを取り締まる役人が日本には存在しないこと、また中国の街に数多く設置されている監視カメラを日本の街では見なかったと伝え、これらの点も日本社会に秩序正しさが浸透していることを反映していると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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