過去に下水油などが大きな問題になったこともあったが、中国は日本に比べ、「食の安全」を担保するうえでさまざまな課題が残されていると言えるだろう。
記事は、中国人消費者は食品を購入する際は「常に生産日と品質保持期限を確認するものだ」と伝える一方、日本では「品質保持期限」や「賞味期限」などを気にして購入する必要はないと紹介し、それは「期限切れの商品が売り場にあることはまずないから」と強調した。
たとえば日本のコンビニでは弁当やサンドウィッチなど、さまざまな食べ物が売られているが、消費期限が切れている商品を購入しようとしても、レジでの精算時にバーコードを読み取れば消費期限が切れていることが分かると紹介し、消費期限が切れた商品は販売できない仕組みになっていることを指摘し、「こうした姿勢から社会に対する強い責任感を持っていることが分かる」と強調した。
さらに驚くべきは、消費期限が切れた弁当はスタッフが持ち帰ることも許されず、廃棄されることがルールとなっていることだとしたほか、期限についても「~日まで」という曖昧な表記ではなく、「~日~時」という明確な時間まで定められていることを強調。この時間がわずかでも過ぎたら、販売できないと伝えた。
記事は、日本人消費者が食べ物を買う際に「いちいち消費期限を確認する必要がない」のは、日本では販売する側がしっかりと消費期限とそれにまつわるルールを定め、そのルールをしっかりと遵守しているためだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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