言うまでもなく中国では、台湾が日本と親しくすることを快く思わず、ことあるごとに批判している。記事は、立法部門の責任者である蘇嘉全氏が訪日した際、「日台は夫婦のようで、日本が泣けば台湾も泣き、日本が笑えば台湾も笑う」と日本に媚びた発言をしたと紹介。また、外事部門の責任者である呉?燮氏も「日本は兄で、台湾は弟」と表現したことに言及し、不快感を示した。
記事によると、台湾から出るこうした発言は「祖国に逆らい、積極的に日本に好意を示すものだ」だと主張。これらは「台湾独立という本質」から出たものであるとし、日本統治時代に育まれた日本に対する親近感もあって、蔡政権は自ら日本にすり寄る「醜態」をさらしていると主張した。
しかし記事は、民進党が日本に媚びることで台湾独立を目指しても、中国の台頭と日中関係が改善している環境の中では、「兄」である日本は台湾に優しく接することはないと主張。中台関係の対立によって台湾独立を煽ることは、国際社会の中で「頭をぶつけて血を流すだけ」で、滅亡の危機感で2020年の選挙を「騙す」なら、滅亡は早まることだろうとけん制した。
蔡英文氏は今月10日の建国記念日にあたる「双十節」の祝賀行事で、一国二制度を改めて拒絶しており、香港の抗議活動も蔡政権にとっては追い風になっている。
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