記事は、1995年に日本で阪神大震災が発生した際、中国は爆発的な経済成長を実現する前だったため「実際のところ、何のお金もなかった」とし、日本に支援の手を差し伸べたくても難しい状況だったと紹介。
そして、2003年にSARSが中国で蔓延した際には「当時、東京にいたが、中国人の自分を毛嫌いする人は1人もいなかったうえ、そこまで裕福ではない日本の人たちが中国に何らかの支援をしたいと相談してきた」とし、N95マスクを購入して中国に送る活動をしたと紹介した。
また、2008年の四川大地震では、ちょうど北京で昆曲「牡丹亭」に出演していた歌舞伎役者の坂東玉三郎氏が地震の被害に心を痛め、公演の一部収入を被災地支援のために寄付することにしたと説明。これが、四川大地震の被災地に送られた最初の「海外からの寄付」だったと伝えた。
さらに2011年に東日本大震災が発生した際、前年9月の尖閣諸島沖での衝突事件によって日中両国民の感情は悪化していたと紹介。中国国内で日本への支援を呼びかける日本の学生に対して、多くの中国の市民は「小日本は・・・」と文句をこぼしたが、それでも最後には義援金を差し出したとしている。
そのうえで、今回の新型コロナウイルス騒動では、海外の中国人が祖国へ物資を送ろうと動きを見せると同時に、日本の企業からも「中国にどのような形で支援の手を差し伸べたらいいか」という問い合わせを受けたことを伝えた。そして「災難があるたびに、日中両国は互いに寄り添い、互いに気遣いあってきたのだ。自分が経験してきたこの20年あまり、いつもそうだったのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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