中国福建省にある泉州市で7日夜、新型コロナウイルス関連の隔離施設として使用されていたホテルを含む建物が突然倒壊し、70人以上が生き埋めとなる事故が発生した。地震は起こっておらず、建物の構造にダメージを与えた改装が原因ではないかと言われている。

 中国にも建築物に関する法的な基準は存在するものの、基準が守られていなかったり、改装工事を重ねていくうちに構造に致命的なダメージを与えている建物が多々存在するようだ。また、上海では過去に建築中のマンションが突然「仰向け」に倒れるという事故も起きたことがある。

 一方、日本では地震を始めとする多くの自然災害が起きているが、ちょっとやそっとの地震で倒壊する建築物がほとんどないことに中国人は感心するという。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では地震が多発するものの、多くの建築物は容易に倒壊しないと紹介する記事を掲載し、それは「建築基準法が厳格に守られているからだ」と伝えた。

 記事はまず、自然のもたらす大きな力に対して人間は非常に無力であると指摘し、地震という自然災害はいつ、どこで発生するかの予測が非常に難しいと強調する一方、日本を見ていれば「地震に備えることは可能であることが分かる」と主張し、日本がどのように地震に備えているのかを紹介した。

 続けて、中国では伝統的に「レンガ」で家屋を作ることが多いが、レンガ作りは地震に弱いため、日本ではレンガ造りの家はないと指摘。どのような資材でどのように建築物を作るべきかは一定の基準が法律で定められていると伝え、この建築基準法が「厳格に守られていて、違反が発覚した場合には施工業者が責任を持って処理しなければならない」と強調した。