中国メディア・東方網は3月30日、中国ではあまり食べられない一方で、日本では長寿の食べ物として愛されている海産物の「ひじき」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、現代はストレス社会であり、大きなストレスを解消するためにさまざまな手段が試みられていると紹介。
入浴やマッサージもその一例だが、日常の食生活を見直すことも体調を整え、ストレスを軽減するうえで大いに役に立つとし、有効な食材の一つとして海藻の一種であるひじきを取り上げた。

 そして、中国では食べる人が非常に少ないひじきは、日本では非常にポピュラーな食材であるとともに「長寿の食材」として重宝されていると説明。昆布やわかめ同様、ひじきも海で育った食べ物であるがゆえに少々の生臭さがあるが、しっかりとした処理をすれば匂いを全く気にすることなくおいしく食べられると伝えている。

 そのうえで、ひじきが「抗ストレス食材」、「長寿の食材」とされる理由として記事は、カルシウムとマグネシウムを豊富に含んでいることに言及。牛乳の10倍以上含まれ、海藻類の中でも一、二を争う含有量と言われるカルシウムは骨格の強化のみならず、焦燥やストレスを和らげる効果も期待できるとしたほか、マグネシウムにも神経や精神を落ち着ける機能があると紹介した。

 また、動物性たんぱく質や、ストレス時に大量消費されると言われるビタミンCと一緒に摂取すると、ひじきに含まれる非ヘム鉄の吸収効果が高まり、貧血の予防にもつながるとした。

 体にいいと紹介されているひじきだが、気を付けなければいけない点もある。ひじきは甲状腺ホルモンの生成に関わるヨウ素を多く含んでおり、甲状腺機能に異常がある人はヨウ素の過剰摂取に注意が必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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