中国人にとって新幹線は高速鉄道のライバルであり、それゆえ中国では新幹線と中国高速鉄道が様々な角度から比較されることが多い。中国メディアの百家号は2日、新幹線は開業してすでに50年以上が経過したが、「中国はたった12年で日本を上回る高速鉄道を有するようになった」と主張する記事を掲載した。


 記事は、中国は2008年に高速鉄道の営業を開始し、2012年には北京ー広州を結ぶ2298キロメートルの京広高速鉄道が開通したと紹介。さらに14年には甘粛省蘭州市と新疆ウイグル自治区ウルムチ市を結ぶ蘭新線第二複線が開通し、世界一海抜が高いトンネルを建設した技術は今も高く評価されていると論じた。

 一方、日本は1964年に世界初の高速鉄道として新幹線を開業させたと紹介し、新幹線はすでに50年以上の歴史を有していると説明する一方、中国があっという間に世界最長の高速鉄道網を構築し、世界最速の営業速度で運行を行えるようになったことに対し、日本では「中国はたった12年で日本を超えた」という声もあがったほどだと紹介した。

 記事は、中国人は必死で高速鉄道を研究し、命がけで高速鉄道を中国全土に建設したと主張し、わずか12年で日本を超える高速鉄道を中国にもたらした中国の科学者たちや建設に携わった労働者たちのことを思うと誇りに感じると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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