近年在日中国人が増えているが、日本で生活することにはどのようなメリットや利点があるのだろうか。中国メディアの今日頭条は6月28日、日本人がうらやましがられている理由の1つとして、日本の社会保障を挙げ、その手厚さを紹介する記事を掲載した。


 記事は、日本の社会保障の手厚さについて、「さすがアジアの先進国」と称賛。羨望のまなざしで見られているのも当然だとして、そのいくつかを紹介している。例えば、「医療面」では、日本には最先端技術があるだけでなく、小さな病気は小さな病院へ、大きな病は大病院に行くため効率も良く、医薬分業なのでぼったくられる心配がないと伝えた。

 また、「国民皆保険制度」のおかげで医療費の自己負担がわずか30%で、高齢者はさらに少なくて済み、医療費が一定額を超えると政府が負担してくれる国民に優しい制度だと紹介。それも、日本に住む外国人も保険に入れると魅力を伝えた。

 ほかにも、少子高齢化の進む日本は、「出産と育児」の支援にも積極的だと伝えている。
出産すると42万円の補助を受けることができ、産休、育児休暇を取ることができ「男性も取れる」と紹介。男性の育児休暇はまだ珍しいが、それでも子育てを祖父母に任せる習慣のある中国よりも進んでいると言えるだろう。

 さらに、義務教育の9年間に加えて幼児教育まで無償化されたことや、退職金制度、生活保護制度など、日本には住みやすい理由がたくさんあると称賛している。福祉というと北欧を思い浮かべるものだが、日本も「アジア一の先進国」にふさわしく、国民はもちろん外国人にまで優しい国になっているようだ。新型コロナ対策で日本の行う政策には、対応が遅いなど批判の声もあるが、中国にはないものばかりだ。日本は他人がうらやむほど住みやすい国になっているようである。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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