中国のポータルサイト・百度に14日、日本の学校と中国の学校で異なるものを紹介する記事が掲載された。

 記事がまず紹介したのは、保健室の存在だ。
中国では大都市の一部の学校を除き、大部分の小中学校に保健室が設置されていないのに対し、日本では都会、郊外を問わずどの学校にも保健室が設けられており、児童や生徒の健康診断、健康相談、保健指導を行っていると紹介。また、子どもがケガや病気をした際には簡単な応急処置が行われるとし、どの学校にも一定の資格を持つ保健教諭が保健室に常駐していると伝えた。

 次に挙げたのは、成績表の違いである。中国の成績表はテストの点数を鑑み絶対的評価で成績を判定するのに対し、日本の通知表はテストの成績や平常点など複数の評価指標をそれぞれ一定の比率によって計算して判定を出すと説明。特に小学校では具体的な点数を示さず、優・良・可といった大まかな欄に記号を付す形式を採用していると紹介した。

 さらに、日本の学校で当たり前のように行われているのに、中国では行われていないこととして、児童や生徒による清掃活動にも言及。
日本では、大切な場所である教室や校舎の清潔は子どもたち自身で守る必要があるという教育が行われており、掃除を子どもたちで実施するとした。一方で中国では昔こそ子どもたち自身で清掃を実施していたものの、最近では清掃員を雇って校内を清掃するケースが一般的となっており、子どもたちが自ら清掃をする機会はほとんどないと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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