記事はまず、日本と中国とでは「物に対する考え方が真逆」だと紹介。中国人はどんどん商業主義的で貪欲になっているが、日本ではむしろ「シンプルライフ」が人気で、厳選されたものだけを大切に使う傾向にあるからだ。
そのうえで記事は、世界最古の木造建築物である法隆寺は、なんと1300年も経っているが、ここには中国から学んだ多くの建築技術が使われていると伝えた。法隆寺がこれほど長く良好な保存状態を保ってきたのはなぜだろうか。記事は、くぎを1本も使っていない特殊な建築法と、木材を確保するのに「山1つ分」使っていることを指摘している。
これだけの建築物を建てるには、それぞれ異なった曲がり方の材木と、生育場所の異なる材木を用意する必要がある。木材が使えるようになるまで長年乾燥させなければならず、地震の多い日本で建物が自然とゆがみを修復する仕組みにしているなど、時間と労力をかけて建築され、維持されてきたことを紹介した。それに加えて、宮大工が定期的に補修をしてきたことも見逃せない。やはり、中国から技術を学んだとはいえ、匠の技なくしては建築も維持管理もできなかったと言えるだろう。
他にも、日本ならではの伝統品として「日本刀」を紹介。刀を芸術品にしているのは日本人くらいだという。
中国では残せなかった伝統文化が、日本には残され発展しているというのは中国人にとっては皮肉なことだろう。日本はこれからもこれらの伝統文化をしっかりと継承していくことで、中国を含めた世界中の人からの尊敬を勝ち得ていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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