世界一の軍事大国である米国。とはいえ、分野によっては日本の方が勝っている点もあるという。
中国メディアの快資訊は21日、海上自衛隊の対潜水艦能力と掃海能力について論じる記事を掲載した。

 まず、対潜水艦能力について記事は「太平洋戦争のころの日本は対潜水艦能力が高くなく、米国の潜水艦から大きな打撃を受けた」と主張。ここから教訓を得た日本は、戦後は海上自衛隊で対潜水艦能力に力を入れ、強力なソナーを装備した護衛艦や最新の対潜水艦ミサイルを装備しているほか、対潜哨戒機も多く保有していて、「その規模と実力は甘く見ることはできないほどになった」としている。

 また、掃海能力についても日本はかなり高い能力を持っていると紹介。これは太平洋戦争中に米国が数多くの機雷を日本近海に敷設したため、日本は戦後、長期間にわたって機雷の除去を行ったという経験があるからだと説明した。この掃海能力は朝鮮戦争の際にも発揮され、多くの機雷を除去することに成功したという。


 それで記事は、日本の対潜水艦能力と掃海能力は非常に優れており、米国ですら日本には及ばないと主張。そのすべては太平洋戦争での敗戦から来ていると分析し、「国の発展と外部からの刺激は密接な関係があるので、外部の脅威は必ずしも悪いことばかりではなく、発展のチャンスとなる」と論じた。

 確かに、日本の対潜水艦能力と掃海能力は優れており、世界最高水準と言われている。この分野では中国も日本の実力を認めざるを得ないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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