記事はまず、日本と韓国はいずれも科学技術及び経済分野の「強国」だとしつつも、日本は原材料や半製品、生産設備などの各産業の「川上」を握っているのに対し、韓国はこれらを利用して「加工して組み立てる」ことで完成品を作っている構造に近いと指摘。日本はオリジナル技術や基幹技術を多く持った原材料の生産大国で、特許強国でもあるので、とっくの昔に川下から脱却しており、ともに経済強国であっても日韓の産業構造は「根本的に異なる」と分析した。
そのため、半導体素材の輸出管理という「小さな規制」によって、韓国が狼狽したのは基幹技術がないゆえの「必然」だったと論じた。では、韓国は日本に反撃できないのだろうか。記事は「日本への供給を止めて打撃を与えられるものはないと指摘。
韓国では民間による対抗措置の1つとして日本製品の不買運動を行ったが、それも最近では下火になりつつあるとの報道もある。貿易戦争で守勢に回らないようにするには基幹技術の掌握が欠かせないが、中国はここから教訓を得ようとしているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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