「楽天西友ネットスーパー」を展開する楽天と合同会社西友は、関西エリアの出荷能力拡充に向け、大和ハウス工業が開発する大型物流施設「DPL茨木」(大阪府茨木市丑寅一丁目1番)の全フロアを賃借し、専用物流センターを新設する。21年度内の稼働開始を予定している。


同センターは地上4階建てで、延床面積は約1万7千600坪(約5万8千㎡)。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品の保管ができるほか、搬送などの自動化設備を導入することで倉庫内作業を効率化。これにより当日配送枠を拡充し、関西地域における供給能力の強化を図るとともに、サービスの利便性向上を図る狙い。配送エリアは大阪、兵庫、京都、奈良の一部エリアを予定。

立地場所は名神高速道路吹田ジャンクションから約1.8km、JR大阪駅から15km圏内とアクセスに優れる。阪急電鉄京都線南茨木駅、大阪モノレール南茨木駅からは徒歩約13分に位置しているため、職住近接の就労環境も整えた。

昨今「新しい生活様式」のもとECが生活基盤として定着し、ネットスーパーに対する需要が急拡大している。「楽天西友ネットスーパー」の10~12月の売上高も昨同比39.9%増と加速度的に成長している。
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