
「ピアゴパワー」のブランドは妙興寺店に続き2店舗目。個店経営を進め、コロナ禍でのニューノーマルへの対応、地域最安値を意識したディスカウント、品揃えではなく狭くて深い商品構成に改めた。特に1階のユーストアでは、圧倒的な価格・鮮度・ライブ感で地域1番店を目指す。
生鮮売場では、青果の作業場を設置し、野菜のカットなどの作業が見られ鮮度感をアピール。長野県の契約農家からの産直野菜のコーナーも設置し、果物では「BANANA王国」と題し国産など約20種のバナナを品揃えた。
地場銘菓を紹介する宮崎孝治店長(ピアゴパワー長久手南店) 鮮魚では、新しく「鮮魚寿司」を開始し、ピアゴでは最多の約50種を用意。精肉コーナーは約2倍に拡大。生ハムや焼き鳥など酒のあてとしても食べられる食品を充実した。酒では、要望の多かったハウスワインを中心に品揃え、イタリア産のパスタやソースなどの食品も隣接した。菓子コーナーでは、ニューファミリー層を意識し、駄菓子をはじめ、おもちゃやガチャガチャを設置するなど昔ながらの駄菓子屋をイメージした売場作り。
レジ前では宮崎孝治店長が自ら交渉し、仕入れた地場銘菓を限定販売する。創業80年を超える名古屋市千種区今池の和菓子店「しらいし」は、オープンに合わせて店舗限定の新商品「スイートポテト大福」「ピーナツ大福」を販売している。
宮崎店長は「自分がおいしいと思った商品を並べるため、地元の銘店に足を運んで何度も断られても諦めずにお願いし、用意してもらえることになった。ぜひ味わってほしい」と話している。