今回の社長交代について同社では、「新たな体制で成長戦略に取り組む」としており、見目社長が立ち上げたグループの長期的発展に向けた長期ビジョン〈NNI“Compass for the Future”〉は新体制に引き継がれ推進される。
会見で瀧原新社長は「見目社長の施策でしっかりした事業基盤が構築されている。プレッシャーは大きいが、明るく前向きに取り組む」と力強く抱負を述べた。
見目社長は「長期ビジョンの策定、海外市場での成長戦略では、インドでのイースト工場建設、タイの製粉工場取得、豪州Allied Pinnacle社買収などに取り組み、海外売上高を就任時から5.8%(2017年/2021年比)拡大することができた。国内では中食総菜事業の強化など、各事業の事業基盤を固めた」と5年間を振り返り、「グループ内、社内、社外との連携の重要性を就任以降社内で伝えてきたが、瀧原新社長にはしっかり実践していただいた」と述べた。
【略歴】瀧原賢二氏(たきはら・けんじ)1966年神奈川県出身、早大政治経済学部卒。2013年日清製粉取締役本部長、2016年日清製粉グループ本社執行役員、2017年同取締役、2019年同常務執行役員、日清製粉常務取締役業務本部長、2021年日清製粉専務取締役