また、同社は万博会場に、おむすび店「のり結び」を出店することを明らかにした。同社が京都市の寺町通りで運営する店舗で、今回は飲食運営の丸兆と共同で出店。おむすびのほか、焼きおにぎりや卵かけご飯も提供する。
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稲野達郎社長に万博に向けた意気込みなどを聞いた。
限定商品はすでに関西の小売業でスポットでの採用が広がり、今までにない味が評価を得ている。今後、ミャクミャクをコーナー化する店舗などへアプローチしていきたい。大阪での万博開催は55年ぶりで、世界から多くの人が集まる。日本食をアピールする絶好の機会と考え、「のり結び」を出店することにした。会場が当社の本社と同じ此花区ということもあり、何らかの形で協賛したいとも考えていた。
コメ不足は新米が出たので大きな影響はなかったが、その後コメの値段が上がり海苔も高騰が続いている。
一方でおにぎり専門店が増え、朝食に昼食にといろいろな売り方をしている。海苔の定番はおにぎりと手巻きだが、ハレの日の手巻きに対し、おにぎりは普段使いのメニューだ。海苔を巻くと、もっとおいしく手軽に食べられるということをしっかりアピールしたい。