「最も力を入れなければならないのはコメに尽きる。石破総理からも指示を受けた。昨年に比べて倍近くまで値上がりした価格が下がり、国民のみなさんが安心してコメを食べられるよう、現在の環境を解消できる新たな取り組みを行う」と表明。7月まで毎月10万tの備蓄米を入札により放出するという従来の計画を抜本的に改め、随意契約で売り渡す方式に転換することを明らかにした。契約先は幅広く募り、需要に応じて無制限に放出する方針。
この日、党首討論に臨んだ石破茂首相が「コメは(5㎏)3千円台でなければならない」との考えを示したことについて問われた小泉氏。
「異常な高騰を食い止めて安心していただきたい、その思いで3千円台と言ったと思う。ただ昨年の価格と比べれば、3千円台でも高いという地域があることも事実。3千円で大丈夫だということではない」。
では2千円台を目指すのか?
小泉氏は「去年のデータをみると、2千円台が当たり前だった。今の水準からどれくらい下がったかではなく、この急激な高騰の前はいくらだったのかを忘れないことが重要」と強調。
そのうえで「総理が『構造的要因』という言葉を使っているのは、賃上げや資材の高騰などインフレ型の経済になってきたことで、去年の2千円台まで下がることはないのではないか(ということ)。