同社の基盤技術開発や商品開発を担っている研究開発拠点は油脂、マーガリンや粉末油脂などの油脂加工品、スターチ(でんぷん)などのテクスチャー素材、健康素材など部門ごとに分かれていた。
研究開発機能の統合により、部門間の連携強化とイノベーション創出の活性化を図り、プロジェクト対応力や生産性向上などのシナジー効果を生み出し、研究開発力をさらに強化する。重複機能や設備の解消による運営の効率化も期待できる。
味の素川崎事業所内に整備する新たな研究開発拠点は敷地面積3881㎡、延床4123.04㎡。2階建て。投資額は26.5億円。
同社では、「中長期的な事業成長を果たすために不可欠な研究開発機能の強化を図ることで、目指すべきビジョンである『Joy for Life―食で未来によろこびを―』の実現を目指す」としている。