このほどマレーシアの子会社ISFがタイ国のパーム油関連企業Petchsrivichai Enterprise Public Company Ltd.(PCE社)と合弁で、タイ・バンコクに販売会社を設立する。
新設した合弁会社はNitthai Specialty Oil & Fats CO., Ltd.(ニッタイ スペシャリティ オイルアンドファッツ株式会社)。ISF社が40%を出資する。7月に会社設立、営業開始は10月を予定している。
タイは世界第三位のパーム油生産国であるとともに、食品関連市場の裾野が広く、進出する日系食品企業も多く、パーム油産業にとって有望な市場に成長している。
日清オイリオでは、今年度からスタートした新中期経営計画「Value Upx」において、チョコレート油脂をはじめ、トレーサブルで高機能なパーム油製品のバリューチェーン創出と拡大を掲げている。
今回の合弁設立により、ISFグループが有するパーム油加工技術と、合弁パートナーのPCE社が持つ強力なパーム油サプライチェーン資産を有効活用することで、パーム油製品におけるタイでの原料調達力と販売力を強化し、ISFのアジア市場戦略を強力に推進する。