授業では「パピコ」の歴史や商品特長、工場での製造について紹介。講師を務めたSCM本部グループ調達部包装グループの岸本菜々氏は「シェアできる独自容器や季節限定商品など、楽しさも工夫されている」など説明した。
続いてCSR委員会環境部会の中島修氏が登壇し、「パピコの課題は、外袋・容器ともにプラスチック使用量が多いこと」と指摘。同社が2030年までにすべてのプラスチックをリサイクル可能素材へと転換する目標を掲げていることなどを紹介した。
生徒らは3グループに分かれ、「リユース・リデュース・リサイクル」の視点からアイデアを発表。「2つの味が楽しめるパピコ」「プラ容器を“箱パピコ”に変えて、ハピマークを付けて販売する」「専用のリサイクルボックスを設置」「家から持ってくる専用容器にパピコを入れるのがいい」など、柔軟な発想が飛び出した。
中島氏は「パピコのように身近な存在を通じて、環境問題を“自分ゴト化”してほしい。生徒の発想から得る気づきも多く、今後の参考にしたい」と語った。
出前授業は、CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)が主催する「未来デザインプログラム」の一環。同社は6月6日の四条畷学園に続き、今回で2回目の実施となる。