
開会式で福井社長は、この春に能登半島地震の被災地を訪問したことを報告。「目の前の事案はいろいろあるが、過去の地域の問題を忘れないで欲しい。こういうことを振り返るのもわれわれの使命。これから夏休みに入るので、ぜひ北陸に行って現状を見ていただきたい」と呼びかけた。
出展メーカーは新規30社を含む223社(加工食品145社、菓子11社、低温23社、フードサービス5社、酒類36社、地域共創3社)・229小間、出品点数は計約4200SKU。
会場エントランスコーナーでは、最新トレンド・キーワードをパネルにまとめた「2025年下期 国分中部おすすめ提案/生活者消費特性データ」の掲示をはじめ、顧客のアナログ発注をデジタル化する「TANOMU」やスマートフォンの位置情報を活用した人流分析サービス等を紹介。
福井稔社長本会場では国分開発商品、国分中部専売商品、国分グループ・CFGブース、低温FSゾーン、食と酒のマッチング、酒類企画ゾーンなど、第二会場では地域共創、支店企画などを取り揃えた。
国分開発商品では、協賛出展する大阪・関西万博でも提供される「だし麺」をはじめ「だしとスパイスのトリコ」「缶つま」「kelly’sランチョンミート」など、新商品の試食を交え紹介。
国分中部専売商品では、今春投入した「大久手山本屋監修 味噌ころうどん」に続く第2弾「一番茶使用 加賀棒ほうじ茶」が登場。金沢発祥の伝統的な製法で焙煎した香り豊かなほうじ茶で、9月に発売を予定する。
食と酒のマッチングに関しては、「前回提案した、おはぎと日本酒のマリアージュが好評で、地場SM数社で採用された」という。

今回は、各支店が地元の推奨メーカー・商品を紹介する支店コーナーと地域共創を融合させたブースの展開も新たに試みた。