
5月27日、取材に応じたマーケティング本部健康マーケティング部ゼリーカテゴリーの寺内理恵氏は「現在高い支持を得ている女性層を中心に、まずは食べていただくことを目指す」と意気込みを語る。
同シリーズは、独自のゲル化技術によって、まるで本物のフルーツを食べているかのような食感を表現したゼリー飲料。2021年3月の発売以降、ゼリーで表現できる食感とユーザーの嗜好性に合わせたフレーバーを模索し、現在は「もも」「巨峰」の2種類を取り揃える。
「inゼリー フルーツ食感」シリーズ 「20代の女性を中心に、おやつや間食として食べていただいている。食感に加え、食物繊維やマルチビタミンを摂れる点も高く評価されており、24年4月-25年3月のSRI+推計販売規模で、2品合わせて20億円規模に成長した」との手応えを得る。
認知拡大策としては、6月から新たに道枝駿佑さんを起用した新TVCMを放映している。
「『inゼリー』のもも味・巨峰味ではなく、フルーツのような食感を楽しめることと、栄養が摂れることを知っていただきたい。メインユーザーが若年層であることから、SNSなどでもコミュニケーションを行う」と語る。
「フルーツ食感」シリーズの育成によって、「inゼリー」ブランド全体の強化も図る。
「新たなユーザーに向けての種まきを行うことで、『in』ブランドが掲げる“2030年に500億円規模”という目標に向けて取り組んでいく」と力を込める。