神戸市民の食課題を解決する目的で結成された「食べとう?KOBE」は8月6日、健康ライフプラザ(神戸市兵庫区)で食育イベントを開いた。

神戸市に本社を置く食品メーカー7社(エム・シーシー食品、オリバーソース、カネテツデリカフーズ、ケンミン食品、フジッコ、マルヤナギ小倉屋、六甲バター)と生活協同組合コープこうべ、イベント企画のプロアクティブによるプロジェクトで23年に発足した。


今回は450組の応募から選ばれた12組、27人の親子が参加。地産地消をテーマに兵庫県内の産物や神戸の名物料理について学んだ後、コープこうべ兵庫店で県内産の商品を探し、料理で使う地元の食材を実際に購入した。

調理したのはメーカー各社の商品を使った「神戸の味!ぼっかけビー飯」。焼ビーフンと野菜を炒め、焼きそばソースで味付けたもち麦入のご飯と混ぜる。牛すじぼっかけや紅しょうがを載せてできあがり。かにかま入りの夏野菜サラダには、細かく切ったベビーチーズと塩昆布、蒸し豆をトッピングした。

親子の料理教室を開くのは3回目。阪神・淡路大震災から30年の今年は、防災レシピコンテストも実施した。「今後も朝食の欠食、郷土料理の認知度向上など神戸市が抱える課題に取り組む」(プロアクティブ)としている。
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