「週刊プレイボーイ」10号で衝撃の“ほぼヌード”を飾ったLiLiCo(リリコ)姉さんが、衝撃のセミヌードを披露した心境から昔の男の話まで、奔放に語ってくれた。野獣系、狩猟系といったテレビでの印象からは想像もつかない、LiLiCo姉さんの乙女な部分が垣間(かいま)見られる?

■あれ? 意外と古風な女じゃない?

―今回42歳にしての、ほぼヌード! しかもコンセプトはLiLiCoさんの“エンターテイナー性”と“女”の部分を撮影しましたが、どうでしたか?

LiLiCo(以下、L) 4分割になっているところの、赤いビキニの写真を見たとき、ちょっと涙が出たくらい自分のこときれいだなぁって思えたんですよ。
ちょうど食生活も変えて、精神的にも安定していたときだったので、すごくよかった。

―短編映画専門館「ブリリアショートショートシアター」(横浜市)の5周年のイベントで、なぜか全裸の話になって、「再来週の週プレで脱いでます」と突然告知していただいたことが、Yahoo!トピックスにも挙がったりと、相当話題にしてもらって、ありがとうございます!

L そんなに話題になってたの? 私、全然知らなかったわ。42歳でも脱げば話題になるんだね(笑)。

―逆に話題になりすぎて、今後のLiLiCoさんの活動に支障が出ないかと心配しましたよ。

L 本当? あっ、だから最近、男の人が優しくしてくれるのかしら(笑)。なんか最近、やたらと周りの男性が優しいんですよ。
ちょっと気持ち悪いくらいに女性扱いになっちゃってて。ガハハハ。

―現場ではドッキリかと思うくらいずっと全裸でいらっしゃいましたが。

L 家では、基本全裸ですよ。この間なんて、マンションの窓掃除してたお兄さんに見られたこともあるし。けど、ナニが見えて、何が悪いのかわからないのよね(笑)。
昔、男に「LiLiCoさんって裸が一番きれいだよね」ってベッドの上で言われたことがあって、それからは一度も言われたことがないんですけど、あれはうれしかったなー。


―世間では狩猟系や野獣系、男っぽいとかいわれてますが、やっぱり女性扱いを受けるのは反応に困りますか?

L 照れちゃう、恥ずかしくてしょうがない。ガハハハ(インタビュー前に本誌編集が渡したバレンタインチョコを見ながら。取材日は2月17日)。私、男の人からバレンタインでチョコをもらうの人生で2度目くらいですよ、いや、初めてかもしれないな。

―えっ、ウソでしょ?

L 海外では、チョコもあるんですけど、バラとか花、下着をあげることが多いんです。
それで、昔の男が、日本人なんだけど外国かぶれしてまして、Tバックをくれたことがあるんです。でも、チョコは初めてかもしれない。

―Tバックって、もらってはいたんですか?

L そう、ってか今ではいつもTバックです、アハッ。 私、男で変わるんですよ。それまではTバックって食い込んでて気持ち悪っ!みたいな感じに思ってたし、ずっとダメだったんですけど、彼がTバックが好きだったみたいで。今では逆にTバックしかはけないカラダになってますね。
それか、ビヨン・ボルグって昔のスウェーデンのテニスプレーヤーが出したブランドのボクサーパンツ。これが、すっごくはき心地がよくて、1枚しか持ってないですけど、むちゃむちゃはいてますね。男性にはかせると、すごくはき心地いいってみんな言ってくれて。

―そのボクサーパンツは男性もの?

L 女性ものです! 日本では売ってないんで……そう! ちょっと輸入する商売でもしようかな(笑)。私、なんでも仕事にしないと気が済まないタチなのよね。

板東英二さん的な?

L そうそう、ガハハハ。


―じゃあ付き合う男性も、仕事優先にしてほしいとか?

L 一番楽じゃないですか、そのほうが。けど、やっぱりカップルだからベッドはひとつで、一緒に寝たいなって思いは強いですし。でも、ちゃんと仕事をしてる人は、すてきだと思う。

―LiLiCoさんと付き合うには映画に詳しいとか、そういう要素が必要そうな気がしますが。

L 別に映画好きな人じゃなくていいんですよ、共通の趣味なんてお酒が好きくらいでいい。私の人生じゃないんだから、趣味は何していてもいいし。
私と一緒になったことで彼の人生を変えることを求めてはないんですよ。お互いに邪魔になるのはいやですからね。“映画がわかんないから付き合えない”みたいなイメージを持たれることが多いんですけど、むしろ映画コメンテーターと付き合うかと聞かれたら、絶対無理! ぶつかっちゃう気がして。


―けど、Tバック好きの彼氏に合わせたくらいですから、結局LiLiCoさんが合わせそうじゃないですか?

L 確かにね。いきなりドキュメンタリーしか見なくなったりとかね(笑)。あー、たぶんそうなりますねー。だって、ヘソピアス、ネイルアート、タトゥーも全部昔の男に合わせて始めたものばかりですからね。ヘソピアスなんて、穴開けるときすごく痛かったけど、その男のためにと思って、「ウッ!」って、踏ん張って我慢したし。その後すぐ試写会に行かないといけなくて、上映中は、ずっと痛くてまったく内容が頭に入らなかったことあるけど、そのかいあって、ヘソピアス見せたら「すごいかわいい」って褒めてくれたから、「あっ、私ってかわいいんだな」って思えて。エヘヘヘヘ。

―えっ、そうなんですか? 意外です! じゃあ、なんか過去、LiLiCoさんに優しくしてくれた男たちの集大成みたいなのが、今現在のLiLiCoさんってことですか?(笑)

L ガハハハッ(大爆笑)。うわー、それやだなー! なんかすっごく悔しいなー!

―逆に、なんでも彼氏色に染まっちゃうLiLiCoさんを落とそうと思ったらどうすればいいですか? 友達からスタートとか?

L んー……100パーセントではないんですけど、私は人に会った瞬間にこの人はお仕事の人、この人は友達って分類する引き出しがあって、そこに勝手に分けて入れちゃうんですよ、男を。ここはヤルだけの人って引き出しもあって。

―ヤルだけの人の引き出しまであるんですか?

L 最近はそこだけが空っぽなんですけどね(笑)。20代の頃は、今より15kg太っていて、金髪、ショートカットで変に男っぽかったのに、すっっごく男にモテてましたね。毎週7人とやっ……あのー、ほんとすごかったの!

―やっ……って?(笑)。それは一週間ひとり?

L ううん。

―一日ひとり?

L うん、そう♥(笑)

―その頃にお会いしてみたかったですっ! じゃあ燃えるような情熱的な恋がお好きなんですか?

L そうですねー、友達からゆっくりゆっくり恋人になろうと思ってもらえることはうれしいんですが、たぶん私がそれに気づかないと思います。友達になっちゃうとホレないですよ。だから、押しが強いほうがたぶん落ちると思います。けど、“恋は盲目”みたいな恋はしたことないですね。


―女性マンガにあるような恋はどうですか?

L 優先順位的に、やっぱり仕事が先にきちゃうタイプなので。だから、してみたいと思います。恋でおかしくなっちゃうとかね。

―恋愛映画しか紹介しなくなってしまうとか。

L そうそうそう、なんかそういうわかりやすい人になってみたいと思う。私は、今まさに恋をしてるなって感じを演じられると思うの。周りから、「最近幸せでしょ?」とか言われたりして、そういう恋するLiLiCoってのもつくり上げてみたいと思いますね。

―恋する自分をつくり上げたいなんて、なんでも仕事につなげるというか、本当にエンターテイナーなんですね。

L そうなの、子供の頃からずっとエンターテイナーになりたくて。だから、よく「本業は何?」って聞かれるんですけど、できることをなんだってやればいいじゃんって思う。人がハッピーになったり、少しでもストレス発散できて、お酒でも飲みながら、「あいつ面白いな」と言われる感じがいい。どこに向かってるのかなんて、自分でもわからないし、楽しみなの。終わりがないから、めっちゃワクワクするでしょ?

―けど、LiLiCoさんは姉御肌っぽい印象だから、人生のご意見番みたいな感じにいきつくのかなぁって思ってました。

L うー、相談事とかイライラしちゃう(笑)。そういう“The女子”的な相談に乗るとかは、チョー苦手! 自分の人生なんだから、なんでわからないのって思っちゃう。けど、このままいろいろなことをずっとやりながら、“LiLiCo”ってのをやっていくんでしょうね。

―なんかカッコいいです。将来的なことはおいといて、今やりたいことはありますか?

L んー、週プレでの連載!(笑)。ってか、ここまで脱がしておいて、なんで表紙じゃないのよ! 私は、なんでも答えが欲しいタイプの人間なのよ。理由教えなさいよ!

―ヒャー、ごめんなさいー(汗)。編集長、副編集長にかけ合ってみますからー。怒らないで。では、読者に最後にひと言お願いします。

L 私、今回の撮影でこんな一面があるんだって気づいたから、今回のグラビアで、同じように感じてもらえたらうれしい。あとは、ぜひ、今晩のオカズに(いい女風に)。私だってオカズになるのよ、そういう目で見てください。

(撮影/井上太郎)

●LiLiCo(リリコ)


1970年11月16日生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身。身長168cm B87 W64 H92。映画コメンテーター、バラエティ番組などで大活躍中!

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