チェルシーに所属するイングランド代表MFメイソン・マウントが、無観客試合についてコメントした。イギリスメディア『イブニングスタンダード』が伝えている。


 新型コロナウイルスの影響で中断中のプレミアリーグは6月17日の再開が決定。クラブはトレーニングを再開しており、無観客での試合になることも発表されている。

 先に再開し、すでに試合が行われているブンデスリーガでは、無観客のため選手の声を普段よりもよく拾うため、トラッシュトークが問題視されていた。マウントはトラッシュトークも含め、無観客での不慣れな試合について次のようにコメントしている。

「全ての音が聞こえるスタジアムでプレーするのは興味深いね。“どこに行けばいいのか“、“ボールを持ったら何をすればいいのか“など、ピッチ上でのコミュニケーションの取り方に注意しなければいけない。
全体的には何も問題ないと思うけれど、よくない言葉を使わないように気をつけないといけないかもしれないね」

「選手としては全く慣れていないけれど、サッカーに戻れるならば、それは素晴らしいことだよ。でももちろん、すべてが安全であることを確認することが最重要だ。健康状態を第一に考えなければいけないね」

 また、今シーズンから就任したフランク・ランパード監督の積極的な若手起用のもとマウントは出場数を伸ばしている。クラブの下部組織出身のマウントのお手本は、もちろんクラブのレジェンドであるランパード監督のようだ。

「フランクがチェルシーでプレーしていた時のように、もっと得点を増やしたい。彼が決めたゴールの半分でも決められれば、とても幸せだよ。
彼は得点力のあるMFとしてとても支配的な存在だった」

「僕も彼のようにトロフィーを獲得し成功したいと思っている。若い選手はトロフィーを夢見るものだ。それはこのチームも同じ気持ちだよ。僕たちは優勝したい。ランパードがプレーしていた頃のチェルシーを見てきたからこそ、それを僕たちも目指すことができる」