まずは4シーズン連続のベスト8進出を狙うマンチェスター・Cと、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を果たしたボルシアMGがベスト8進出をかけて激突。
立ち上がりからアウェイのマンチェスター・Cがボールを保持する時間が長くなる一方、ボルシアMGは無理にプレスをかけず、引いて守る展開となる。序盤は膠着状態が続くが、マンチェスター・Cが29分に試合を動かした。左サイドのエリア手前でボールを受けたジョアン・カンセロがクロスを上げると、これにベルナルド・シルヴァがヘディングで合わせ、ネットを揺らした。
1点リードを奪ったマンチェスター・Cは40分、ガブリエル・ジェズスとのワンツーパスでエリア手前まで持ち上がったカンセロが相手ディフェンダーを交わし、右足でシュートを放つ。
後半へ折り返したマンチェスター・Cは54分にビッグチャンス。右サイドの高い位置でボールを奪うと、ジェズスがドリブルでエリア内に侵入し、GKヤン・ゾマーと1対1になる。左足でシュートを試みるが、時間をかけすぎたために戻ってきた相手ディフェンダーにカットされた。
ボルシアMGは63分、右サイドを突破したシュテファン・ライナーがクロスを上げると、これにアラサン・プレアが右足のかかとで合わせる。
マンチェスター・Cは78分、再びカンセロのクロスから今度はイルカイ・ギュンドアンがヘディングで落とし、フィル・フォーデンが左足のボレーシュートを放つが、枠を捉えることはできなかった。マンチェスター・Cは80分、ジェズスに代えてセルヒオ・アグエロを投入。
ボルシアMGは83分、左サイドからエリア内に侵入したヨナス・ホフマンがプレスに来たカンセロと衝突。ファウルの判定はなく、そのまま負傷離脱を余儀なくされると、代わりにハネス・ヴォルフがピッチに入った。
試合はこのまま終了。マンチェスター・CがアウェイでボルシアMGを破り、CLベスト8進出に近づいた。また、マンチェスター・Cは公式戦連勝数を19に伸ばした。
セカンドレグは3月16日、マンチェスター・Cの本拠地『エティハド・スタジアム』で行われる。
【スコア】
ボルシアMG 0-2 マンチェスター・C
【得点者】
0-1 29分 ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・C)
0-2 65分 ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・C)