ユヴェントスに加入したセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチが、2月1日に入団会見を行った。クラブ公式サイトが伝えている。


 今季のセリエAで得点ランキングトップタイの17得点を挙げているヴラホヴィッチは、22歳の誕生日である先月28日にフィオレンティーナからユヴェントスへの完全移籍が決定した。移籍金は7000万ユーロ(約90億円)+ボーナス1000万ユーロ(約13億円)となり、4年半契約を締結。また、背番号は昨シーズンまでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現マンチェスター・U)が着用していた「7」となる。

 1日に入団会見を行ったヴラホヴィッチは、「ユヴェントスと契約できたことに感動し、誇らしく思っている。この栄光あるクラブが目標を達成するために、自分のすべてを捧げる覚悟だ。選択は簡単だった。
ユヴェントスのDNAである『戦うこと、あきらめないこと、最高を目指すこと』はすべて、僕の性格の一部でもある」と、憧れのクラブに加入した喜びを口に。また、「僕を成長させてくれて、今の僕を作ったフィオレンティーナのみんなに感謝したい」と、古巣への感謝も述べた。

 続けて、自身の成長については次のように語っている。

「『成長期に憧れた選手』というのは、あまり重要ではない。アーリング・ハーランド(ドルトムント)やキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)のように、僕は自分の道を歩んでいる。どこまで到達できるかはわからないけど、できる限り多くのことを成し遂げられるよう、全力を尽くしたい」

「現代サッカーでは、すべての細部が違いを生み出す。
毎日の献身的な努力が大切なんだ。トレーニング・ピッチでもジムでも、選手として向上するために努力している。トレーニング以外では、精神面を向上させるために常に努力しているよ。謙虚でなければならないし、ピッチの外での気晴らしに興味はない。ピッチ上での仕事だけに興味があるんだ」

 また、同選手は背番号「7」を選んだ理由を明かし、「背番号7のシャツに特に意味はないんだ。7番を選んだのは、9番に一番近い番号だったからだ」とコメント。
「ユヴェントスでは、どのユニフォームも選手の肩に重くのしかかる。個々のシャツの背番号は重要ではない。大切なのは、献身的な姿勢と決意を持ってピッチに立つことだ」と、新天地での意気込みを示した。