ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、1月の移籍市場を振り返りコメントした。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 今冬の移籍市場では、ユヴェントスやインテルなどが積極補強を敢行。上位クラブが戦力増強に努める中、ラツィオにとっては静かな冬となった。

 ラツィオのサポータークラブは「冬の移籍市場でチームを弱体化させたことについて、我々は声を上げる」とクラブを強く批判。練習場での抗議も含め、クラブへの不満をあらわにしている。

 フィオレンティーナとの試合を控え会見に臨んだサッリ監督は移籍市場について次のよう言及。不満を持っていると報じられる中、質問に先手を打つ形でコメントした。


「君たちが主張したり聞いたりする手間を省くよ。移籍市場はもう終わったんだ。(だからこの話も)やめよう。それについて話すのは無駄だ。どんな議論をしてもチームに良い還元はできない。だからこれ以上なにも言うことはない」

「ここにいる選手たちともっとうまくやらなければならない。
今この瞬間、チームは言い訳や歴史から離れる。マーケットは閉じたんだから、我々はより良くしなければならない」

 クラウディオ・ロティート会長とも話し合ったことを明かしたサッリ監督。直接意見を交換したとしつつ、老獪な回避を見せている。

「そう、2、3日前に話したよ。私たちは直接的な関係だ。私は思うままに彼に考えを伝えたし、彼もそうだ。
私が不幸せかって? トラップには引っかからないよ。私ももう63歳なんだから(笑)」