バルセロナに所属するスペイン代表MFペドリの弟であるフェルナンド・ゴンサレス氏が、兄に向けられたSNS上での批判に反論した。23日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。


 ラ・リーガ第32節が21日に行われ、レアル・マドリードとバルセロナが対戦した。試合は、開始早々の6分にアンドレアス・クリステンセンの得点でバルセロナが先制したものの、レアル・マドリードもPKからヴィニシウス・ジュニオールがゴールを挙げて同点に。69分にはバルセロナのフェルミン・ロペスが勝ち越し弾を奪うが、73分に再び同点に追いつかれると、終了間際の後半アディショナルタイムにジュード・ベリンガムから痛恨の逆転ゴールを被弾。3-2でレアル・マドリードが今シーズン3度目の“エル・クラシコ”を制した。

 今節の敗戦により、今季行われた3つの“エル・クラシコ”で全敗を記録したバルセロナ。宿敵から黒星を喫したことで、SNS上ではチームや選手に対する厳しい声が上がっているが、フェルナンド・ゴンサレス氏は、「・才能の浪費・バルセロナ中が彼と弟が夜何をしているかを知っている・体力的に30分以上は持たない・プレーする時間よりもケガをしている時間の方が長い」と後半から出場した兄への批判投稿を自身のインスタグラムで引用しながら、「さあ僕たちが何をしているのか教えてください。
あなたはピエロでなければならない。あなたは兄のスポーツキャリアを多少なりとも気に入っているかもしれないが、彼の仕事や献身に疑問を呈するのは、僕たちのことをまったく知らない無知な人だ」と反論している。

 また、「・バルセロナ中が彼と弟が夜何をしているかを知っている」という意見については、「まず第一にもし僕らが(夜間に)外出するとしたら、もうそういう年頃なんだ。僕たちは若いし何よりも人間だ」と問題がないことを強調。続けて、「そして第二にもちろん僕たちはいろいろなことをしている。普段から食生活を守り、サッカーを観戦して歯を磨いて眠る。
多分こういうことだろう?」と主張した。

 最後には、「今は批判や批評ばかりだが、兄のことを一番よく知っているのは僕である。彼の努力と犠牲のおかげで、彼は人生で彼にふさわしい地位に就くと確信している。それは時間の問題だ」と述べた。シーズンが佳境を迎えるなか、ペドリは周囲の雑音を黙らせる活躍を見せられるのだろうか。