現地時間23日に行われたプレミアリーグ第29節延期分、アーセナルは同じ街を拠点とするチェルシーをホーム『エミレーツ・スタジアム』に迎えた。
2度ネットを揺らしたハフェルツとホワイト、中盤で攻守に奔走したデクラン・ライスなどもさることながら、このビッグロンドン・ダービーで一際輝きを放ったのが、チームのキャプテンを務めるマルティン・ウーデゴーアだ。前半から多くのチャンスに絡むと、57分に相手DFラインの背後へ絶妙なスルーパスを通し、ハフェルツの1点目をアシスト。70分にはボックス内右への浮き玉パスでホワイトの2点目をお膳立てした。
2アシストを記録したウーデゴーアは、プレミアリーグ公式およびアーセナルのファン投票によるチェルシー戦のマン・オブ・ザ・マッチ(試合のMVP)を受賞。
ウーデゴーアの活躍もあり、90分間を通して27本ものシュートを浴びせるなど、チェルシーを圧倒したアーセナル。ミケル・アルテタ監督も「素晴らしいパフォーマンスだった。良いチームを相手に全体としても個人としても非常に良かったと思う。試合開始から決意を持ち、流動的に、勇気を持ってプレーしていた。
今シーズンも残すところはリーグ戦の4試合のみ。2003-04シーズンの無敗優勝以来20年ぶりのリーグ制覇に向けて、1つも落とせない戦いが続く。現地時間28日に控える次節は、“宿敵”トッテナムとのノースロンドン・ダービーとなっている。