早川は2005年12月5日生まれの現在18歳。埼玉県出身の左利きアタッカーで、これまでジュニアユース、ユースと浦和のアカデミーで育った。2種登録された2022シーズンは公式戦でのベンチ入り機会こそあれど出番は得られなかったものの、昨季のJリーグYBCルヴァンカップの川崎フロンターレ戦でプロデビューを飾る。以降、昨季は明治安田J1リーグで11試合出場、JリーグYBCルヴァンカップで8試合出場1得点、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会で1試合出場を記録。2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のピッチにも立った。
華々しいルーキーイヤーを過ごしたが、今季に入ってからは公式戦での出場機会は得られていない。ベンチに入ったのも、2024明治安田J1リーグ第9節のガンバ大阪戦(●0-1)と、JリーグYBCルヴァンカップ2回戦のガイナーレ鳥取戦(○5-2)のみだった。
期限付き移籍に際し、早川は浦和を通してコメントを発表。新天地で飛躍を遂げ、再び浦和のユニフォームに袖を通すことを誓った。
「このたび、ファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍をすることになりました。今シーズンは、みなさんの前でプレーすることができず、非常に悔しいです。最高のスタジアムの、最高のファン・サポーターのみなさんの前でもう一度プレーするために、必ず成長して帰ってきます」
また、岡山を通しては「ファジアーノ岡山のファン・サポーターの皆さん、はじめまして。浦和レッズから育成型期限付き移籍してきました早川隼平です。早くチームに馴染み、掲げているJ1昇格を達成するために全力で戦います。一緒に戦いましょう。
現在、浦和は2024明治安田J1リーグ第12節終了時点で、5勝2分5敗で勝ち点「17」を獲得し、暫定9位につけている。
一方、早川の新天地となる岡山は、2024明治安田J2リーグ第14節終了時点で、6勝5分3敗の勝ち点「23」で5位となっている。自動昇格圏内の2位につけるV・ファーレン長崎とは勝ち点が「6」離れている状況だ。