リーグフェーズで5勝3敗を記録し、勝ち点「15」の11位でプレーオフに進んだレアル・マドリード。
試合は開始直後の27秒にアトレティコ・マドリードがスコアを動かす。キックオフからパスを繋ぎ始め、最終ラインから前線にロングフィード。一度は相手にクリアされるが、こぼれ球をアントワーヌ・グリーズマンが回収して再び攻撃に転じる。テンポの良いパス交換で前進し、フリアン・アルバレスが右サイドに展開。ロドリゴ・デ・パウルの折り返しを最後はコナー・ギャラガーが合わせ、幸先よく先制に成功した。
以降はレアル・マドリードが支配率を高めて相手を押し込むが、アトレティコ・マドリードも粘り強い守備と鋭いカウンターで対応。戦前の予想通り守備の時間が大半を占めるものの、シュート本数では相手を大きく上回るなど巧みにゲームをコントロールしていく。
レアル・マドリードの攻撃が停滞するなか、アトレティコ・マドリードは25分にチャンスを作り出す。自陣左サイドでのフリーキックからキッカーがロングパスを供給。
39分にもジュリアーノ・シメオネのラストパスからアルバレスがポケットに侵入。右足でニアを狙ったものの、再度GKクルトワがセーブする。前半はアトレティコ・マドリードの1点リードで終了し、勝負はハーフタイムに突入した。
後半も前半と同様の展開のまま時間が経過。そんななか、69分にレアル・マドリードの高速カウンターが炸裂する。自陣ボックス内でエドゥアルド・カマヴィンガがボールを奪取。ヴィニシウス・ジュニオールを経由してピッチ中央のジュード・ベリンガムにパスがわたり、最前線のキリアン・エンバペに素早く繋ぐ。得意のドリブルで2枚のDFを翻弄し、クレマン・ラングレに倒されPKを獲得。しかし、キッカーを務めたヴィニシウスのキックは枠を外れ、決定機を逃してしまう。
セカンドレグの90分間は1-0でタイムアップ。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-0(2戦合計:2-2/PK戦:2-4) レアル・マドリード
【得点者】
1-0 1分 コナー・ギャラガー(アトレティコ・マドリード)
【動画】“マドリード・ダービー”のハイライト