昨年11月にクラブOBのエドゥ氏が電撃退団して以降、スポーツディレクター(SD)が不在となっているアーセナル。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、1月までアトレティコ・マドリードのSDを務め、元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンやアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスらの獲得に尽力したアンドレア・ベルタ氏を招へいすることが濃厚だという。
そんなベルタ氏だが、すでに今夏の移籍市場に向けた準備を進めている模様。ガーナ代表MFトーマス・パルティとイタリア代表MFジョルジーニョの現行契約が6月末で満了となることから、まずは中盤の刷新に動くと見られており、ギマランイスが獲得候補に浮上しているという。ベルタ氏が以前から注視している27歳のブラジル代表MFは、現行契約を2028年6月末まで残しているものの、ニューカッスルが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した場合には、7100万ユーロ(約115億円)程度での獲得が見込めるようだ。
また、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディとの交渉も引き続き行われているとのこと。アーセナルは同選手の代理人ならびにレアル・ソシエダと頻繁に連絡を取り合っており、6000万ユーロ(約97億円)とされる契約解除金を引き下げようと努めているようだ。
なお、ストライカーの補強を今夏の優先事項と報じられており、ギマランイスと同じくニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクやライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコへの関心が明らかになっている。