エクストラクラサ(ポーランド1部)は12日、今シーズンの個人賞におけるノミネート選手20名と、ノミネート監督5名を発表。レギア・ワルシャワに所属する森下龍矢が、ミッドフィルダー部門で名を連ねている。


 1997年4月11日生まれの森下は現在28歳。サガン鳥栖と名古屋グランパス、そして日本代表での活躍を引っ提げ、2024年冬にレギア・ワルシャワに加入した。今シーズンは、これまで主戦場としてきたサイドバックやウィングバックから、中盤や両ウィング、さらにはセンターフォワードにまで新境地を開拓すると、公式戦13得点13アシスト(リーグ戦は5得点4アシスト)と傑出。とくに、先のポーランド・カップ(国内カップ戦)の決勝戦では1ゴール2アシストを記録し、2シーズンぶり通算21度目の優勝の立役者になるとともに、同試合のMVPにも選出されていた。

 今冬には完全移籍へと切り替わり、クラブが公式SNSでFWラミン・ヤマル(バルセロナ)扱いするほどの活躍を見せた森下。そんな“本気好青年”は、リーグが主催する2024-25シーズンの個人賞において、ミッドフィルダー部門の最優秀選手賞にノミネートされた。受賞者の発表は、今月26日のエクストラクラサのガラセレモニーで行われ、森下はグスタフ・バーグレン(ラクフ・チェンストホヴァ)、アリ・ゴリザデ(レフ・ポズナン)、カミル・グロシツキ(ポゴニ・シュチェチン)、アフォンソ・ソウザ(レフ・ポズナン)の4名と争っている。

 その他、レギア・ワルシャワからはスティーブ・カプアディがディフェンダー部門でノミネートされている。

 なお第32節終了時点で、レギア・ワルシャワは1試合未消化で14勝8分9敗の5位。すでに、2020-21シーズン以来のリーグ優勝は潰えているが、国内カップ戦の優勝により、来シーズンのヨーロッパリーグ予選出場権を獲得している。


【発表】MF部門にノミネートされた森下龍矢



編集部おすすめ